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アーロン・エッカート単独インタビュー
圧倒的な話題性と作品自体のクオリティーの高さで2008年夏映画のトップを独走する『ダークナイト』。先日、バットマン役のクリスチャン・ベイル以下、“バットマン”ご一行の来日が実現したが、正義感の地方検事ハービー・デント/“トゥー・フェイス”を演じたアーロン・エッカートに、編集部はインタビューを敢行!
「ホットラ」上では“ジョーカー”以上に話題となっていた “2つの顔を持つハービー”のインタビューをどうぞ!(取材・構成・撮影/編集部 総動員)
Q:クリストファー・ノーラン監督からオファーがあったそうですが、具体的には――?
これは本当にハリウッドにおけるクラシカルな夢物語のようなエピソードだけど、エージェントから電話がかかってきて“クリストファー・ノーラン監督が会いたがっているから会いに行って!”と言われたんだ。それで直接ノーラン監督に会いに行って15〜20分間ほど話をしたら、“脚本を読んでみるかい?”“はい”って感じだった(笑)。その後、少ししたら“トゥー・フェイス”をやってみないかとオファーが来たのさ!
Q:そもそも原作であるコミックの「バットマン」自体のファンでしたか?
もちろんだ。まさか自分が“トゥー・フェイス”を演じるとは思っていなかったよ!
Q:その“トゥー・フェイス”役を演じるのは、どういう気分でしたか?
映画を観れば分かると思うけど、深い思いを抱えながら演じていた。誰もが共感し得る感情だよね。僕が演じたハービー・デントと“トゥー・フェイス”はまるで違う、正反対のキャラクターで、僕自身はハービー・デントに近い人間だと信じたいけど(笑)、人間誰しも二面性――二面どころじゃない、いろんな側面を持っていると思うんだ。
それは、たとえば、ムードによっても出てくる面が違うと思う。また、僕ら俳優はさまざまな役を演じて、いろんな人生を演じるわけなので、そういう意味ではもっと自分たちの中にいろんな感情を持ったほうがいいと思っていて、それを少しずつ演じながら出していければいいとも思っているよ。
Q:悪役からコミカルな役までこなせるあなたの出演作では『サンキュー・スモーキング』(06)も最高でしたが、演技の楽しみとは?
たとえば、ゴルフボールをすごいショットで飛ばしたり、テニスで素晴らしく打ち返せたりすることってあるけど、その時の、すべての条件が一致してパーフェクトに打ち返せたときの爽快感に似ているね。
演じているときにすごくマジカルなエネルギーを感じるときがある。うまく演技ができなかったときはそうじゃないんだけれども(笑)、その気持ちって人生すべてがパーフェクトに感じられてしまうほどの爽快感で、これが忘れられなくて、それを毎回感じたいがために演技を続けているんだ。今回の『ダークナイト』でいえば、ヒース・レジャーとの演技の間で感じられて、他のものに変え難いほどの喜びだったよ。
Q:ヒース・レジャーの死は残念でしたが、メモリアルな作品になりましたね。
ああ。すごくいい、素晴らしい思い出になったよ。正直言って、僕は今回この映画に出たことだけでもうれしく思っているし、これだけの素晴らしいメンバーと一緒に仕事ができたことが本当に素晴らしいと思う。
これだけ素晴らしい要素が1本の映画に集約されていることはまれなことで、物語を伝える一部になれたことを大変誇りに思っているよ。ヒース・レジャーと一緒に演技ができたこと――。とても誇りに思っている。
Q:あらゆる点で素晴らしい映画でしたが、今回の出演で俳優として得た最大の収穫は何ですか?
クリストファー・ノーラン監督、前出のように、ヒース・レジャーと一緒に仕事ができたことが最大の収穫だったと僕は思っている。
それと同時に映画が世に出て行くときにこういったプロモーションや話題になったりすることって僕にとっては初めての経験だし、そんなに経験できるものじゃないと思う。素晴らしい経験だと思っているので、その幸せを味わっているところなんだ。
■プロフィール
アーロン・エッカート
1968年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。大学で監督・脚本家のニール・ラビュートと出会い、1997年、ラビュートの初監督作品『In the Company of Men』に出演、注目を浴びる。その後、ラビュート監督作品の常連俳優に。ジェイソン・ライトマンの初監督作品の『サンキュー・スモーキング』(06)では、タバコ業界の宣伝マン役を妙演、高い評価を得た。今後の待機作に今秋限定公開予定の『Towelhead』、『Traveling』などがある。







